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高校野球、いろいろ雑感
いつかの朝刊に清宮ホームランと載っていた。
高校日本代表の練習試合で打ったそうだ。
あ、まだ続いてたんや・・・と思った。
夏が終わったので高校通算なんたらはもう終わったのかと思ってたので。

その清宮が出られなかった2017年、夏の甲子園は埼玉の花咲徳栄が優勝した。

思い返すとやっぱり仙台育英と大阪桐蔭の3回戦が印象に残っている。
ネットニュースで中川君(2年)が新チームのキャプテンになったと書いてあった。

中川君というのは9回裏にベースを踏めなかった大阪桐蔭のファーストの選手。


最近になってネットでいろいろ関連のものを見る。

そしたらこの9回裏のことよりも、7回に仙台育英の打者走者に中川君が足を蹴られたという記事のほうがたくさん出てくる。
それがあって最後ファーストベースを踏み切れなかったとか。

そのシーンの動画をyoutubeで見てみた。

・・・。

なんでこれをわざとだというのか、スロー再生するからあたかも蹴っているように見えるがただ単に接触を避けようとして避け切れなくてお互い転倒しただけにしかみえないが・・・。

100mを12秒くらいで駆け抜けながらベースも踏もうとするランナーがイチ、ニのサンみたいに蹴れるわけがない。
それにツーアウトランナー無しで、甲子園という舞台で・・・。
もちろん甲子園でなくてもそんなことはしない。
こういうこと言う人たちってルーキーズとかアストロ球団とかの見過ぎじゃないのか。

というかこうやって反論すること自体がこんな動画をアップする輩達の思うツボなのかもしれない。

その足を蹴った論争はばかばかしいのでやめるが、9回裏のファーストの出来事については少しひっかかることがある。


ネットの中だけでなく私のまわりでもあのプレーに”ベース踏んでないてありえへんやろ”とか”踏み忘れるなんか普通考えられへんわ”とみんながそう言っている。
子供から大人、元野球部からおばちゃんまで。
ファーストは守っているときずっとベースを踏んでいると思っている人もいる、そこまでではなくても1塁手はファーストベースのすぐ横で”待機”していると思ってたり。
学童のソフトボールじゃないんだから・・・。それに踏み”忘れ”とか・・・。

なんでファーストは9回裏にベースを踏めなかったんでしょうか。
永く野球をやって、ファーストを守ったことのある人なら”ファーストあるある”でベースを踏めないことは幾度となく経験しているのでは??

ファーストを守っている時、足の裏にベースを踏んでいる感覚が無かったとしても、大体が右足(左足)で”そのあたり”をまさぐるとベースを探し当てて事なきを得る、探し当てられなかったら送球を受けてからベースを踏めばよい、ファーストゴロのカバーに入ったピッチャーとか、送りバントのカバーに入ったセカンドとかみたいに。

そんなもん送球を受ける前にちゃんとベースを確認して足で踏んでから送球を待てば良いではないか!

というのもたしかに正論。

でも今回はそれをしなかった、のではなく”出来なかったんだから”しょうがない。



私、この場面はテレビで見ていました。

1点差の9回裏ツーアウト1,2塁、仙台育英のバッターは途中出場の7番(右)、大阪桐蔭ファーストの守備位置を想像してみた。

ファーストはこの場面、ライト前ヒットを防ぐべく少し後ろに下がる。
仙台育英、途中出場7番打者は小柄な右打者で二ケタ背番号、三振しないようひきつけて右方向へ打つかもというのは容易に想像できる。
右方向への打球で一番嫌なのは1・2塁間をゴロで抜かれることだろう、2塁ランナーは土壇場で二盗を決めた俊足、そんな当たりを打たれたら絶対にホームまで還られる。だからファーストは通常より少し後ろに下がり1・2塁間のゴロに備える。もちろん1塁線を抜かれると逆転サヨナラの長打になるのでそれも防がないと。
仮に予想通りそこにゴロが飛んだ場合、最悪内野安打になっても抜けさせなければ同点の2塁ランナーを還さずに済む。

結局打球は強い当たりのショートゴロ、それを見たファースト中川君はもちろんファーストベースに入る。
ベースをちゃんと確認しながらそこに足を置いてひざを柔らかくしてウィニングボールを待つ・・・

はずだった。

しかしながら元々定位置より深めを守っていた彼がファーストベースに駆け寄った時にはすでにショートは送球動作を始めている。
あの場面、ショートはわりと捕ってからすばやく送球動作に入っている。
そうなると中川君はベースよりなによりショートからの送球をしっかり見ないといけない、まちがっても送球から目を切ると後ろのアルプススタンドと同化して見失う危険性がある。

でも大丈夫こんなことは日常茶飯事。
右足でまさぐればその辺にベースがあるはず・・・。

無い・・・。

下を見てベースを確認したいがもう送球はこちらに向かっている、怖くてボールから目を切れない。

よし、送球受けてからしっかりベースを踏もう・・・こんな時はいつもそうしているしそれでいつもうまくいく・・・。


※※※※※※※※※※※※


ショートからの送球がわりと山なりだったのも中川君には不運だったといえる。

”俺まだベース踏んでないねん、はよ来いボォールぅぅ”と中川君が思ったかどうかはわからないが・・・。

ショートが2塁でフォースアウトできなかったのもファーストが後ろに下がっていたため1塁ランナーが大きくリードすることができたから。1塁ランナーは逆転サヨナラのランナーなので長打なら一気の生還も目論んでいたでしょう。



打者がアウトにならず、ヒットでもフィルダースチョイスでも打撃妨害でもないなら誰かのエラーになるのは仕方ない。

ファースト中川君に”E”がついたがちょっとかわいそうだった。

誰が悪いわけでもない、ましてや仙台育英の選手が悪いとかありえない。

中川君は20年後くらいのOB会とかでみんなにいじられるでしょうね。
確かに今はちょと辛いと思いますが、これから過ごすキャプテンとしての1年が彼の人生の中でかけがえのない財産になることでしょう。

うらやましい以外にないですね。

40年近く前、転倒してフライを捕れなかった星稜高校ファーストの加藤さんではないが、もしかしたら今後いろんな場面で話題になってむしろ良いではないでしょうか。
でも”踏み忘れ”とかいう言い方はやめてあげてほしい、せめて”踏みそこない”と(笑)

20:33 | やきゅう | comments(0) | - | pookmark
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